“通方”の読み方と例文
読み方割合
みちかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は養父の大病にて。見とりにその身いとまなければ。それなりにして打ち過ぎしに。通方みちかたは世に国手とよばれたるくすしのみか。独逸どいつ国より来朝せるベルツ博士にまで診察を請い。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
一も西洋二も西洋と。かの風俗てぶりをのみまなぶこととなりぬ。これなん第一回にいでし。篠原浜子の父通方みちかたなり。年は五十をこしたれども。男子なんしなくただ一人の女子にょし浜子のみなりければ。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)