“八代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やつしろ90.0%
やしろ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松向寺殿の御居城八代やつしろに相詰め候事と相成り、あまつさえ殿御上京の御供にさえ召具めしぐせられ、繁務にわれ、むなしく月日を相送り候。
センバという名称は西は大分県海部あまべ郡、肥前ひぜん千々岩ちぢわ、また熊本県八代やつしろ郡などにも見いだされるが、主としては東北の端々はしばしにおいて行われている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
出て間もない銀子はある時これも政友系の代議士八代やしろと、土地の富豪倉持との座敷へ呼ばれたのが因縁で、倉持のものとなってしまったのだった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
前海相八代やしろ氏の実兄尾藩磅礴はうはく隊士松山義根よしねを経て、尾張小牧郵便局倉知伊右衛門さんの有に帰し、倉知氏はわたくしを介してこれを津下氏に贈与した。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)