“へきれき”の漢字の書き方と例文
語句割合
霹靂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四方あたりを見い見いささやく鹿の子の言葉を、余吾之介は霹靂へきれきのように聞いたか、灯の側に坐った顔が、サッと血の気を失った程でした。
十字架観音 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
低い声であったが、これは実に晴天せいてん霹靂へきれきだ。一郎も二郎も、余りに意外な明智の言葉に、あっけにとられて、暫くは口も利けなかった。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その声霹靂へきれきのごとく羅摩の胸に答え、急ぎ王宮に還っていたく怒り悲しみ、直ちに弟ラクシュマナを召し私陀を林中で殺さしむ。