“一國一城”の読み方と例文
読み方割合
いつこくいちじやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此(こ)の勢(いきほひ)に乘(じよう)じて、立處(たちどころ)に一國一城(いつこくいちじやう)の主(あるじ)と志(こゝろざ)して狙(ねらひ)をつけたのは、あらう事(こと)か、用人(ようにん)團右衞門(だんゑもん)の御新造(ごしんぞ)、おきみ、と云(い)ふ、年(とし)は漸(やうや)く二十(はたち)と聞(き)く
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
且(かつ)又(また)同(おな)じ一國一城(いつこくいちじやう)の主(あるじ)と成(な)るにも猛者(もさ)が夜撃朝懸(ようちあさがけ)とは質(たち)が違(ちが)ふ。色男(いろをとこ)の仕(し)こなしは、情(じやう)を含(ふく)んで、しめやかに、もの柔(やさ)しく、身(み)にしみ/″\とした風(ふう)が天晴武者振(あつぱれむしやぶり)であるのである。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
此(こ)の勢(いきほひ)に乘(じよう)じて、立所(たちどころ)に一國一城(いつこくいちじやう)の主(あるじ)と志(こゝろざ)して狙(ねらひ)をつけたのは、あらう事(こと)か、用人(ようにん)團右衞門(だんゑもん)の御新姐(ごしんぞ)、おくみと云(い)ふ年(とし)は漸(やうや)う二十(はたち)と聞(き)く、如何(いか)にも、一國一城(いつこくいちじやう)に較(たぐ)へつべき至(いた)つて美(うつく)しいのであつた。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)