“業師”の読み方と例文
読み方割合
わざし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フルトヴェングラーの「パルジファル」は、これも天下一品的なもので、ストコフスキーほどの業師わざしでもその境地はうかがい得ないだろう。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
関守先生、あれでなかなか業師わざしだから、何か所存あって、がんりきめをおとりに使いたいために、わざわざこんなところへ反間の手を食ったかな。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大敵だ! なるほど、門倉や間柄から聴かされていた通り、こやつまざまざと、わが目で見ねば信じ難いほどの業師わざし——油断すれば、こちらが危うい。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)