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猟師
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れふし
猟師これを見れば雪を掘て穴をあらはし、木の
枝柴のるゐを穴に
挿入れば熊これを
掻とりて穴に入るゝ、かくする事しば/\なれば穴
逼りて熊穴の口にいづる時槍にかくる。
次は大井と庄司とで
各小筒を持つ。次に格之助が
着込野袴で、
白木綿の
鉢巻を
締めて行く。
下辻村の
猟師金助がそれに引き添ふ。次に
大筒が二挺と
鑓を持つた
雑人とが行く。
『
猟師に
撃たれた
様子でもなかつたし。』
しかれども熊は
猛く、
且智ありて
得るに
易からず。雪中の熊は
皮も
胆も常に
倍す、ゆゑに雪に
穴居するを
尋ね
捜し、
猟師ども
力を
戮せてこれを
捕るに
種々の
術ある事
初編に
記せり。
しかれども熊は
猛く、
且智ありて
得るに
易からず。雪中の熊は
皮も
胆も常に
倍す、ゆゑに雪に
穴居するを
尋ね
捜し、
猟師ども
力を
戮せてこれを
捕るに
種々の
術ある事
初編に
記せり。
さてまたその滝にもしたゝる水
氷柱となり、
玉簾の内に滝をおとすありさま
四辺は
乱瓊細玉の雪中也、かの玉を出といふ
崑山もかくやとおもはる。かゝる
奇景も
猟師樵夫のほか見る人
稀也。
盖漢土の
熊は
酉陽雑俎の
説のごとくにや。
凡猟師山に入りて
第一に
欲る
処の物は熊なり。
一熊を
得ればその皮とその
胆と大小にもしたがへども、
大かたは金五両以上にいたるゆゑに
猟師の
欲るなり。