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柴
ふりがな文庫
“柴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しば
93.5%
さい
6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しば
(逆引き)
貧弱な船に刈った
柴
(
しば
)
を積んで川のあちらこちらを行く者もあった。だれも世を渡る仕事の楽でなさが水の上にさえ見えて哀れである。
源氏物語:47 橋姫
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
まず
朱然
(
しゅぜん
)
は、
茅
(
かや
)
柴
(
しば
)
の類を船手に積み、江上に出て風を待て、おそらくは明日の
午
(
うま
)
の刻を過ぎる頃から東南の風が波浪を捲くだろう。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
柴(しば)の例文をもっと
(50作品+)
見る
さい
(逆引き)
それを仰ぎながら李逵は心から
快哉
(
かいさい
)
を叫んだ。——ああこれで俺の過失も
柴
(
さい
)
の大旦那の一命だけは拾って幾分かはまず
償
(
つぐな
)
い得た、と。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
魯に在って遥かに衛の政変を聞いた孔子は即座に、「
柴
(
さい
)
(子羔)や、それ帰らん。
由
(
ゆう
)
や死なん。」と言った。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
柴(さい)の例文をもっと
(4作品)
見る
“柴”の意味
《名詞》
(しば)山野に生える雑木の総称。薪や垣にするために刈り取られた枝。
(出典:Wiktionary)
“柴”の解説
柴(しば)は、山野に生える、小さな雑木である。「柴木(しばき)」とも。
(出典:Wikipedia)
柴
漢検準1級
部首:⽊
9画
“柴”を含む語句
柴薪
柴門
柴折戸
柴垣
柴折
柴刈
柴舟
柴田勝家
枯柴
柴漬
柴井町
柴橋
柴桑
柴大人
柴船
鳥柴
柴屋寺
柴積
柴又
羽柴
...
“柴”のふりがなが多い著者
柳田国男
下村湖人
長谷川伸
吉川英治
橘外男
ロマン・ロラン
作者不詳
小栗虫太郎
土田耕平
泉鏡太郎