“柴井町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しばいちょう75.0%
しばいちよう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺の縄張は、柴井町しばいちょう友次郎ともじろうという御用聞、二足の草鞋わらじを履いているという悪評もありますが、まず顔の通った四十男。
「弥助とお前は敵同士だ。それに投げ銭といい、煙草入といい、この下手人は、平次に相違ないと、柴井町しばいちょう友次郎ともじろうも言い、石原の利助も言うが、どうだ」
嘉永かえい元年九月十二日の宵である。芝の柴井町しばいちよう近江屋おうみやといふ糸屋の娘おせきが神明前しんめいまえの親類をたづねて、五つ(午後八時)前に帰つて来た。あしたは十三夜で、今夜の月も明るかつた。