“しばいちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
柴井町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺の縄張は、柴井町（しばいちょう）の友次郎（ともじろう）という御用聞、二足の草鞋（わらじ）を履いているという悪評もありますが、まず顔の通った四十男。
銭形平次捕物控：013 美女を洗い出す (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
「弥助とお前は敵同士だ。それに投げ銭といい、煙草入といい、この下手人は、平次に相違ないと、柴井町（しばいちょう）の友次郎（ともじろう）も言い、石原の利助も言うが、どうだ」
銭形平次捕物控：019 永楽銭の謎 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
一番最初に行ったのは神谷町（かみやちょう）の酒屋伊勢徳（いせとく）、この辺は柴井町（しばいちょう）の友次郎の縄張ですが、平次一期（いちご）の浮沈に拘（かか）わることで、日頃仲の悪い友次郎の思惑などを考えちゃいられません。
銭形平次捕物控：039 赤い痣 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)