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柴
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さい
ふりがな文庫
“
柴
(
さい
)” の例文
それを仰ぎながら李逵は心から
快哉
(
かいさい
)
を叫んだ。——ああこれで俺の過失も
柴
(
さい
)
の大旦那の一命だけは拾って幾分かはまず
償
(
つぐな
)
い得た、と。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
魯に在って遥かに衛の政変を聞いた孔子は即座に、「
柴
(
さい
)
(子羔)や、それ帰らん。
由
(
ゆう
)
や死なん。」と言った。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
『左伝』は孔子没する前年に「孔子、衛の乱を聞きて曰く、
柴
(
さい
)
やそれ来たらん、由や死せんと」という語を録し、『
礼記
(
らいき
)
』
檀弓
(
だんぐう
)
には「孔子、子路を中庭において哭せり」云々と記している。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
「
柴
(
さい
)
は愚かで、
参
(
しん
)
はのろい。
師
(
し
)
はお上手で、
由
(
ゆう
)
はがさつだ。」
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
するうちに、その
柴
(
さい
)
旦那のお添え状をもらっていたので、そのご旅烏に出た途中、
鄆城県
(
うんじょうけん
)
のお宅様で、一ト晩ごやっかいになったもんなンで
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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「どうせそうでしょうよ。
柴
(
さい
)
大人のお命が黄金なら、俺なんざ、
屑鉄
(
くずがね
)
だ。虫ケラ一匹とも見られていないにちげえねえ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“柴”の意味
《名詞》
(しば)山野に生える雑木の総称。薪や垣にするために刈り取られた枝。
(出典:Wiktionary)
“柴”の解説
柴(しば)は、山野に生える、小さな雑木である。「柴木(しばき)」とも。
(出典:Wikipedia)
柴
漢検準1級
部首:⽊
9画
“柴”を含む語句
柴薪
柴門
柴折戸
柴垣
柴折
柴刈
柴舟
柴田勝家
枯柴
柴漬
柴井町
柴橋
柴桑
柴大人
柴船
鳥柴
柴屋寺
柴積
柴又
羽柴
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