“朱然”の読み方と例文
読み方割合
しゅぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず朱然しゅぜんは、かやしばの類を船手に積み、江上に出て風を待て、おそらくは明日のうまの刻を過ぎる頃から東南の風が波浪を捲くだろう。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そちの家には、李異りい謝旌しゃせいという万夫不当な勇将も二人養っているそうだ。大いによかろう、征って来い、なお副将には、老練な虎威こい将軍朱然しゅぜんをつけてやる」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三万の精兵は、一夜のうちに、八十余艘の速船はやぶねや軍船に乗りこんだ。参軍の諸将には、韓当かんとう蒋欽しょうきん朱然しゅぜん潘璋はんしょう、周泰、徐盛、丁奉ていほうなど名だたる猛者もさのみえらばれた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)