“朱羅宇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅらう55.0%
しゅらお25.0%
しゆらう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楽屋へ来たのは洗い髪の中年増ちゅうどしま。色が白くて光沢つやがある。朱羅宇しゅらう煙管きせると煙草盆とをさげて、弁慶縞の大柄おおがらに男帯をグルグル巻きつけて
ふと見ると、屏風の蔭に、友禅ゆうぜん小蒲団こぶとんをかけて、枕元に朱羅宇しゅらおのきせるを寄せ、黒八を掛けた丹前にくるまッていた男がある。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
持つて來た煙草盆たばこぼんを、敷居際に押しやると、自分は朱羅宇しゆらうの長いのを取上げて、靜かに一服吸ひ付けました。恐ろしく落着き拂つた態度です。