“漢土”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんど41.2%
もろこし23.5%
モロコシ17.6%
から17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「食わせ者の又左(利家)を、また輪をかけて食わせて帰ったその方は、まことに、漢土かんどの智者謀将ぼうしょうにもまさる者だ。いや御苦労御苦労」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たのむ所の深い此あて人は、庭の風景の、目立った個処個処を指摘しながら、其拠る所を、日本やまと漢土もろこしわたって説明した。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
タノむ所の深い此あて人は、庭の風景の、目立つた個處々々を指摘しながら、其據る所を、日本ヤマト漢土モロコシに渉つて説明した。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
をくを造るに巧妙たくみなりし達膩伽尊者たにかそんじやの噂はあれど世尊在世の御時にも如是かく快き事ありしを未だきかねば漢土からにもきかず、いで落成の式あらば我を作らむ文を作らむ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)