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漢土
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かんど
ふりがな文庫
“
漢土
(
かんど
)” の例文
「食わせ者の又左(利家)を、また輪をかけて食わせて帰ったその方は、まことに、
漢土
(
かんど
)
の智者
謀将
(
ぼうしょう
)
にもまさる者だ。いや御苦労御苦労」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
漢土
(
かんど
)
には白雨を詠じたる詩にして人口に膾炙するもの
東坡
(
とうば
)
が望湖楼酔書を始め
唐
(
とう
)
韓偓
(
かんあく
)
が
夏夜雨
(
かやのあめ
)
、
清
(
しん
)
呉錫麒
(
ごしゃくき
)
が
澄懐園消夏襍詩
(
ちょうかいゑんしょうかざっし
)
なぞその
類
(
るい
)
尠
(
すくな
)
からず。彼我風土の光景互に相似たるを知るに足る。
夕立
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
盖
(
けだし
)
漢土
(
かんど
)
の
熊
(
くま
)
は
酉陽雑俎
(
いうやうざつそ
)
の
説
(
せつ
)
のごとくにや。
凡
(
およそ
)
猟師
(
れふし
)
山に入りて
第一
(
だいいち
)
に
欲
(
ほつす
)
る
処
(
ところ
)
の物は熊なり。
一熊
(
いちゆう
)
を
得
(
う
)
ればその皮とその
胆
(
きも
)
と大小にもしたがへども、
大
(
おほ
)
かたは金五両以上にいたるゆゑに
猟師
(
れふし
)
の
欲
(
ほつす
)
るなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
漢土
(
かんど
)
では
玉人
(
きゅうじん
)
と称したもので至って身分の軽いものだ
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それをまねたのが
京童
(
きょうわらべ
)
の
貝独楽
(
かいごま
)
、ひなの
銭
(
ぜに
)
独楽、長崎の
漢土
(
かんど
)
独楽、それから雨後の竹の子独楽、できるわできるわ、
手品
(
てじな
)
独楽、
半鐘独楽
(
はんしょうごま
)
、ゴンゴン独楽
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
盖
(
けだし
)
漢土
(
かんど
)
の
熊
(
くま
)
は
酉陽雑俎
(
いうやうざつそ
)
の
説
(
せつ
)
のごとくにや。
凡
(
およそ
)
猟師
(
れふし
)
山に入りて
第一
(
だいいち
)
に
欲
(
ほつす
)
る
処
(
ところ
)
の物は熊なり。
一熊
(
いちゆう
)
を
得
(
う
)
ればその皮とその
胆
(
きも
)
と大小にもしたがへども、
大
(
おほ
)
かたは金五両以上にいたるゆゑに
猟師
(
れふし
)
の
欲
(
ほつす
)
るなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「和子。もうよい、もうよいのだ。死ぬには及ばん。何事も信長の過ちから起ったことだ。まず信長の過ちをゆるせ。——むかし、
漢土
(
かんど
)
にもこういう話があった」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
“漢”で始まる語句
漢
漢口
漢子
漢文
漢書
漢籍
漢字
漢川
漢音
漢学