“漢音”の読み方と例文
読み方割合
かんおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつとも、いにしへ和名わめい漢字かんじ充當じうたうしたのが、漢音かんおんかた變化へんくわともなうて、和名わめい改變かいへんせられたれいは、古代こだいから澤山たくさんある。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
「ははは。和語わごで申そうとするからいえんのじゃろ。漢音かんおんで答えれば何気なく聞えるに。わしが代っていってやろうか」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕は世の言語学者に望みたきは、いま用うる文字こそ漢音かんおんなれ、思想は大和やまと民族の特長なりということを、言語のほうからも証拠を明瞭めいりょうにする一条である。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)