“かんおん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
観音40.0%
漢音26.7%
桓温13.3%
甲音6.7%
翰音6.7%
韓媼6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と其の日は墓詣りに行き、今日は観音かんおん明日あす何処どこと遊歩にまいり、帰りにお汁粉でも食べて帰る位でございます。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ははは。和語わごで申そうとするからいえんのじゃろ。漢音かんおんで答えれば何気なく聞えるに。わしが代っていってやろうか」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東晋とうしんの大司馬桓温かんおんは威勢赫々かくかくたるものであったが、その晩年に一人の比丘尼びくにが遠方からたずねて来た。
序破急じょはきゅう甲音かんおんせい揺韻よういんをゆるくひいて初甲しょかんにかえる、勘助流かんすけりゅう陣貝吹じんがいふき、「ヘンアリニツクベシ」のあいずである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『広益俗説弁』二五に『桂海虞衡志けいかいぐこうし』いわく、〈長鳴鶏は高大常鶏に過ぐ、鳴声甚だ長し、終日啼号絶えず〉とあるが、『礼記』に〈宋廟を祭るの礼、鶏は翰音かんおんという〉、註に〈翰は長なり
しん懐帝かいてい永嘉えいか年中に、韓媼かんおんという老女が野なかでおおきい卵をみつけた。拾って帰って育てると、やがて男の児が生まれて、そのあざな※児けつじといった。