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観音
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かんおん
ふりがな文庫
“
観音
(
かんおん
)” の例文
旧字:
觀音
秋雨
(
あきさめ
)
のしょぼしょぼと降るさみしい日、無事なようにと願い申して、
岩殿寺
(
いわとのでら
)
の
観音
(
かんおん
)
の山へ放した時は、
煩
(
わずら
)
っていた家内と二人、
悄然
(
しょうぜん
)
として
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と其の日は墓詣りに行き、今日は
観音
(
かんおん
)
、
明日
(
あす
)
は
何処
(
どこ
)
と遊歩にまいり、帰りにお汁粉でも食べて帰る位でございます。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
巡「別に
家
(
うち
)
もございませんから、お寺様のお
台所
(
だいどこ
)
へ
寐
(
ね
)
かして戴いたり
寺中
(
じちゅう
)
の
観音
(
かんおん
)
さまのお堂のお
縁端
(
えんばた
)
へ寐たりいたして、何処と云って
定
(
さだ
)
まった家はありません」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ええ、つかぬことを申したようでありますが、客人の話について、
些
(
ち
)
と考えました事がござる。客人は、それ、その
山路
(
やまみち
)
を
行
(
ゆ
)
かれたので——この
観音
(
かんおん
)
の
御堂
(
みどう
)
を離れて
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
対手
(
あいて
)
は
老朽
(
おいく
)
ちたものだけで、
年紀
(
とし
)
の
少
(
すくな
)
い、今の学校生活でもしたものには、とても
済度
(
さいど
)
はむずかしい、今さら、
観音
(
かんおん
)
でもあるまいと言うようなお考えだから
不可
(
いか
)
んのです。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
さて
日
(
ひ
)
が
出口
(
でぐち
)
から、裏山のその
蛇
(
じゃ
)
の
矢倉
(
やぐら
)
を案内しよう、と
老実
(
まめ
)
やかに勧めたけれども、この際、
観音
(
かんおん
)
の
御堂
(
みどう
)
の
背後
(
うしろ
)
へ通り越す
心持
(
こころもち
)
はしなかったので、
挨拶
(
あいさつ
)
も
後日
(
ごじつ
)
を期して、散策子は
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
釈迦
(
しゃか
)
、
文殊
(
もんじゅ
)
、
普賢
(
ふげん
)
、
勢至
(
せいし
)
、
観音
(
かんおん
)
、
御像
(
おすがた
)
はありがたい
訳
(
わけ
)
ではありませんか。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
須弥壇は
四座
(
しざ
)
あって、壇上には
弥陀
(
みだ
)
、
観音
(
かんおん
)
、
勢至
(
せいし
)
の
三尊
(
さんぞん
)
、
二天
(
にてん
)
、
六地蔵
(
ろくじぞう
)
が安置され、壇の中は、真中に
清衡
(
きよひら
)
、左に
基衡
(
もとひら
)
、右に
秀衡
(
ひでひら
)
の
棺
(
かん
)
が納まり、ここに、各
一口
(
ひとふり
)
の
剣
(
つるぎ
)
を
抱
(
いだ
)
き、
鎮守府将軍
(
ちんじゅふしょうぐん
)
の
印
(
いん
)
を帯び
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“観音”の意味
《固有名詞》
観音(かんのん)
観世音菩薩、観自在菩薩、または観音菩薩と称される菩薩のこと。
(出典:Wiktionary)
“観音(
観音菩薩
)”の解説
観音菩薩(かんのん ぼさつ、sa: Avalokiteśvara)は、仏教の菩薩の一尊。観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)、観自在菩薩(かんじざいぼさつ)、救世菩薩(くせぼさつ・ぐせぼさつ)など多数の別名がある。一般的に「観音さま」とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
観
常用漢字
小4
部首:⾒
18画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“観音”で始まる語句
観音様
観音堂
観音経
観音崎
観音開
観音丸
観音力
観音菩薩
観音扉
観音院