“やまがたな”の漢字の書き方と例文
語句割合
山刀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弥ざゑもんはよきものをみつけたりと大によろこび、かはきももとらんとおもひしが、日も西にかたぶきたれば明日あすきたらんとて人の見つけざるやうに山刀やまがたなにて熊を雪にうづめかくし
りょうしは何事なにごとこったのかとおもって、山刀やまがたなってして、そこらを見回みまわりました。けれども、なにもそこにはほえてるようなあやしいものの、かげかたちえませんでした。
忠義な犬 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
立處たちどころ手足てあしあぶるべく、炎々えん/\たる炭火すみびおこして、やがて、猛獸まうじうふせ用意よういの、山刀やまがたなをのふるつて、あはや、そのむねひらかむとなしたるところへ、かみ御手みてつばさひろげて、そのひざそのそのかたそのはぎ
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)