“耳面刀自”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ミヽモノトジ28.6%
みゝものとじ28.6%
ミミモノトジ14.3%
みみものとじ14.3%
みゝものとぢ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
耳面刀自ミヽモノトジ。こゝに來る前から……こゝに寢ても、……其から、覺めた今まで、一續きに、一つ事を考へつめて居るのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
耳面刀自みゝものとじ。おれには、子がない。子がなくなつた。おれはあの栄えてゐる世の中には、跡を貽して来なかつた。子を生んでくれ。おれの子を。おれの名を語り伝へる子どもを。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
耳面刀自ミミモノトジ。おれはまだお前を……思うてゐる。おれはきのふ、こゝに来たのではない。それも、をとゝひや、ソノさきの日に、こゝに眠りこけたのでは、決してないのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
耳面刀自みみものとじ。おれには、子がない。子がなくなった。おれは、その栄えている世の中には、跡をのこして来なかった。子を生んでくれ。おれの子を。おれの名を語り伝える子どもを——。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
耳面刀自みゝものとぢ。こゝに来る前から……こゝに寝ても、……其から、覚めた今まで、一続きに、一つ事を考へつめて居るのだ。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)