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ミミモノトジ
ふりがな文庫
“ミミモノトジ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:
みみものとじ
語句
割合
耳面刀自
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
耳面刀自
(逆引き)
耳面刀自
(
ミミモノトジ
)
。おれはまだお前を……思うてゐる。おれはきのふ、こゝに来たのではない。それも、をとゝひや、
其
(
ソノ
)
さきの日に、こゝに眠りこけたのでは、決してないのだ。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其お方がお死にの
際
(
キハ
)
に、深く/\思ひこまれた一人のお人がおざりまする。
耳面刀自
(
ミミモノトジ
)
と申す、大織冠のお娘御でおざります。前から深くお思ひになつて居た、と云ふでもありません。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
耳面刀自
(
ミミモノトジ
)
。おれには、子がない。子がなくなつた。おれは、その栄えてゐる世の中には、跡を
貽
(
ノコ
)
して来なかつた。子を生んでくれ。おれの子を。おれの名を語り伝へる子どもを——。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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