“ナイフ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ないふ
語句割合
小刀60.3%
洋刀12.7%
肉刀11.1%
3.2%
食刀3.2%
1.6%
剪刀1.6%
匕首1.6%
庖丁1.6%
接触刃1.6%
(他:1)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手並を見ろ、狐でも狸でも、この通りだ、と刃物の禁断は承知ですから、小刀ナイフを持っちゃおりません、拳固で、貴僧あなた
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すると「サカモト」と羅馬ローマ字の彫られたジャック小刀ナイフが為吉の菜葉洋袴なっぱズボンの隠しから取出された。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
それは、可なり鋭い洋刀ナイフで、右の脇腹わきばらを一突き突いたものだった。傷口は小さかったが、深さは三寸を越していた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それは、可なり鋭い洋刀ナイフで、右の脇腹を一突き突いたものだつた。傷口は小さかつたが、深さは三寸を越してゐた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
胃が痛いので肉刀ナイフ肉匙フォーク人並ひとなみに動かしたようなものの、そのじつは肉も野菜も咽喉のどの奥へ詰め込んだ姿である。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
西洋料理を食べるに、肉叉フオークを使はないで、何もかも肉刀ナイフで片づけてしまふ人がよくある。
と無口な學士にしては、滅多と無い叮嚀な説明をして、ガチヤン、肉叉フオークナイフを皿の上に投出し、カナキンの手巾ハンケチあわただしく口のまはりを拭くのであツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
と言つて、その儘ナイフを取つて外皮かはをむき出した。
食刀ナイフくや否や、代助はすぐ紅茶々碗をつて書斎へ這入はいつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
食刀ナイフを置くやいなや、代助はすぐ紅茶茶碗ぢゃわんを持って書斎へ這入はいった。時計を見るともう九時過であった。しばらく、庭を眺めながら、茶をすすり延ばしていると、門野が来て、
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
頬へ受けたナイフは、古くなると苦笑に見えるものだ。
しかしどうかするとむずかるらしく、剪刀ナイフを投げられたりするから、あれは直さなければと葉子は笑いながら庸三に話すのであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
人間でもわけなしだよ、と目前奇特を見せ、仕方を教え、針のごとく細く、しかも爪ほどのおおきさの恐るべき鋭利な匕首ナイフを仕懸けた、純金の指環を取って、これを滝太郎の手に置くと、かつて少年の喜ぶべき品、食物なり
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『さうか、だけど屹度きつとくづおなぐらゐはいつてたにちがひない』帽子屋ばうしや不平ふへいたら/″\で、『麺麭パン庖丁ナイフ其中そのなかんだナ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
勿論、壁の開閉器函スイッチばこふたが明け放されていて、接触刃ナイフの柄がグタリと下を向いていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
鋤を一、二度打ちこむと、大きなスペイン短剣ナイフの刀身がひっくり返って出た。
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)