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大儲
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おおもう
ふりがな文庫
“
大儲
(
おおもう
)” の例文
初雪やこれが塩なら
大儲
(
おおもう
)
け——という
発句
(
ほっく
)
を作った奴があるが、あの鯱なんぞは、全部が本物だから大したものじゃないか、がんりき
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
写真をもって世に立つ考え故、今日でいえば
浅沼
(
あさぬま
)
の向うでも張る気で大仕掛けに台紙などを売り出したりして
大儲
(
おおもう
)
けをしたり、また損もしたりしました。
幕末維新懐古談:78 谷中時代の弟子のこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「おい、
大儲
(
おおもう
)
けだぞ」うちへ帰った小田滝三は、
昂奮
(
こうふん
)
のあまり息をはずませて妻に云った
季節のない街
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それでね
大奮発
(
おおふんぱつ
)
で手製なのですって、お手伝いをさせられるものは大弱りだわ。みんながよく食べるかって? ううん、
不味
(
まず
)
くっていやだというものが多いから
大儲
(
おおもう
)
かりなの。
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
すると、その次の瞬間には、彼は何か
大儲
(
おおもう
)
けをした様な気持ちになって来るのであった。
木馬は廻る
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
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その前に大量の蔵匿物を処理して
大儲
(
おおもう
)
けをやろうとしている、だがそれは不可能だ、隠匿されている物資はすべて領民に所有権がある、なぜならそれは領民の極端な耐乏生活と
三悪人物語:忍術千一夜 第二話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
しかるにこの小僧は、人に戦争をさせておいて、自分は
重宝
(
ちょうほう
)
がられながら
大儲
(
おおもう
)
けをしようとする。いつもながら、こいつの言うことだけでも、人を呑んでかかっているのが、返す返すもしゃくだ。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「財閥へうまく胡麻をすって、
大儲
(
おおもう
)
けに儲けなさいよ」
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
儲
漢検準1級
部首:⼈
18画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫