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濡手
ふりがな文庫
“濡手”の読み方と例文
読み方
割合
ぬれて
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬれて
(逆引き)
慈善と教育との美名の
下
(
もと
)
に弱い家業の芸人をおどしつけて安く出演させ、切符の押売りで興行をすれば
濡手
(
ぬれて
)
で
粟
(
あわ
)
の
大儲
(
おおもうけ
)
も出来る。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「
御覽
(
ごらん
)
なさい
大層
(
たいそう
)
な
蜻蛉
(
とんぼ
)
です。」「へゝい。」と
大
(
おほ
)
きな
返事
(
へんじ
)
をすると、
濡手
(
ぬれて
)
を
流
(
なが
)
して
泳
(
およ
)
ぐやうに
反
(
そ
)
つて
空
(
そら
)
を
視
(
み
)
た。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
折から縁に
出来
(
いできた
)
れる若き女は、
結立
(
ゆひたて
)
の
円髷
(
まるわげ
)
涼しげに、
襷掛
(
たすきがけ
)
の惜くも見ゆる真白の
濡手
(
ぬれて
)
を
弾
(
はじ
)
きつつ、座敷を
覗
(
のぞ
)
き、庭を
窺
(
うかが
)
ひ、人見付けたる会釈の
笑
(
ゑみ
)
をつと浮べて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
濡手(ぬれて)の例文をもっと
(7作品)
見る
濡
漢検準1級
部首:⽔
17画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“濡手”で始まる語句
濡手拭
検索の候補
濡手拭
手濡
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尾崎紅葉
アリギエリ・ダンテ
中里介山
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森鴎外
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泉鏡花