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ぬれて
ふりがな文庫
“ぬれて”の漢字の書き方と例文
語句
割合
濡手
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濡手
(逆引き)
我彼に、汝の右に近く寄りそひて臥し、冬の
濡手
(
ぬれて
)
のごとく
烟
(
けぶ
)
るふたりの幸なき者は誰ぞや 九一—九三
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
その露西亜人は汚れた手先を綺麗に水で洗つたが、さて
濡手
(
ぬれて
)
を拭かうにも
手帛
(
ハンケチ
)
一つ持ち合はさなかつたので、両手をぶら下げたまゝきよろ/\
其辺
(
そこら
)
を見まはしてゐた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
異人さん相手に大物をこなしさえすれば、
濡手
(
ぬれて
)
で
粟
(
あわ
)
の手数料——うまく当れば、あなた江戸一、三井や、鴻池を
凌
(
しの
)
ぐ長者にもなれようというのは、今の時勢を
措
(
お
)
いてはありません。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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