“醢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ししびしお33.3%
しおづ16.7%
ししびし(ほ)16.7%
ひしびしお16.7%
ひしほ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子路のしかばねししびしおにされたと聞くや、家中の塩漬類しおづけるいをことごとく捨てさせ、爾後じご、醢は一切食膳しょくぜんに上さなかったということである。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
誠に気の毒な事じゃ、諭吉さんもとう/\亜米利加で死んで、身体からだしおづけにして江戸にもって帰たそうだなんと、おどすのかひやかすのかソンな事までいって母をなぶって居たと云うような事で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いにしへより此の毒にあたる人、幾許いくばくといふ事をしらず。死してみづちとなり、或は霹靂はたたがみふるうてうらみむくたぐひは、其の肉をししびし(ほ)にするとも飽くべからず。さるためしはまれなり。
其の方は武士道が立難いに依って身体のひしびしおになり骨が砕けても云わんと申したが娘が親を助けいと云う孝心から此の事を申したのじゃから其の方において武士道の立たんと申す事はいさゝかもない、筆
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
理左衞門は得たりと九助に向ひ其方は言語道斷ごんごだうだんの惡人なり先日獄屋に於て白状致せしを今又然樣さやう空言そらごとを申上ばおのれまたほねくだき肉をひしほにしても云さすぞ少しくあまことばかくれば直樣事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)