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咲乱
ふりがな文庫
“咲乱”の読み方と例文
旧字:
咲亂
読み方
割合
さきみだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきみだ
(逆引き)
或
(
ある
)
日の事、自分は昼飯を
喫
(
た
)
べて
後
(
のち
)
、あまりの
徒然
(
とぜん
)
に、慰み半分、今も盛りと庭に
咲乱
(
さきみだ
)
れている赤い夏菊を二三
枝
(
し
)
手折
(
たお
)
って来て、床の間の花瓶に
活
(
い
)
けてみた
鬼無菊
(新字新仮名)
/
北村四海
(著)
消え残る夕焼の雲の
片
(
きれ
)
と、
紅蓮
(
ぐれん
)
白蓮
(
びゃくれん
)
の
咲乱
(
さきみだ
)
れたような
眺望
(
ながめ
)
をなさったそうな。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ここに、小さな
唐草蒔絵
(
からくさまきえ
)
の車があった。おなじ蒔絵の台を離して、
轅
(
ながえ
)
をそのままに、
後
(
うしろ
)
から押すと、少し
軋
(
きし
)
んで毛氈の上を
辷
(
すべ
)
る。それが
咲乱
(
さきみだ
)
れた桜の枝を伝うようで、また、
紅
(
くれない
)
の霞の
浪
(
なみ
)
を漕ぐような。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
咲乱(さきみだ)の例文をもっと
(3作品)
見る
咲
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
“咲”で始まる語句
咲
咲出
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咲満
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咲耶媛
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