“咲子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さきこ50.0%
さくこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は不意に母に死なれて、手を延ばしてくれさえすれば誰にでも寄りついて行く、やっと九つになったばかりの、庸三の末の娘の咲子(さきこ)を膝(ひざ)にしていた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
ほかの子供は平生の通り早く寝かされた後(あと)に、咲子(さきこ)という十三になる長女だけが起きて線香の側(そば)を離れなかった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
堀田原の家で私の総領娘咲子(さくこ)が生まれました。それは明治十年九月五日であった。
この谷中時代に総領娘咲子(さくこ)を亡(な)くしました。亡くなった日は明治二十五年の九月九日でした。まことに残念で、今日でもこればかりはどうも致し方もないことではあるが、残り惜しく思われます。