“唐草蒔絵”の読み方と例文
読み方割合
からくさまきえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに、小さな唐草蒔絵からくさまきえの車があった。おなじ蒔絵の台を離して、ながえをそのままに、うしろから押すと、少しきしんで毛氈の上をすべる。それが咲乱さきみだれた桜の枝を伝うようで、また、くれないの霞のなみを漕ぐような。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)