“唐草瓦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からくさがはら50.0%
からくさがわら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし平瓦ひらがはらのちには唐草からくさなどがかざりにつけてあるところでありますから、これを唐草瓦からくさがはらといひますが、そのはしにはたいてい模樣もようがつけてありませんでした。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
日本につぽんかはらはちょうど支那しなずいといふ時代じだいに、朝鮮ちようせんから輸入ゆにゆうせられたものでありまして、圓瓦まるがわらはしには蓮華れんげ模樣もようかざりにつけてあり、唐草瓦からくさがはらにも蔓草つるくさ模樣もようなどがつけてあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「どう致しまして、立派な渡世看板とせいかんばんがあります。大名屋敷で使う唐草瓦からくさがわら窯元かまもとで、自然、部屋の者も多いところから、半分はまアそのほうにゃ違いありませんが」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)