“窯元”の読み方と例文
読み方割合
かまもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お茶人の浅田屋総兵衛がお預かりして懇意な窯元かまもと修繕なおしに廻すはずだったのが、浅田屋の土蔵の中で、いつの間にやら紛失してしまったのです。
その時東京の新聞などでは、九谷焼の窯元かまもとが全滅した、当分九谷焼を産出することは出来ぬだろうなどと書いていた。
九谷焼 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
壺の絵を見せて、こんな壺を扱ったことはなかったかとたずねると、窯元かまもとのおやじは、古今を含めて、呂宋にあるかぎりの壺はみな知っているつもりだが
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)