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窯元
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かまもと
ふりがな文庫
“
窯元
(
かまもと
)” の例文
お茶人の浅田屋総兵衛がお預かりして懇意な
窯元
(
かまもと
)
へ
修繕
(
なおし
)
に廻すはずだったのが、浅田屋の土蔵の中で、いつの間にやら紛失してしまったのです。
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その時東京の新聞などでは、九谷焼の
窯元
(
かまもと
)
が全滅した、当分九谷焼を産出することは出来ぬだろうなどと書いていた。
九谷焼
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
真
(
ま
)
壺の絵を見せて、こんな壺を扱ったことはなかったかとたずねると、
窯元
(
かまもと
)
のおやじは、古今を含めて、呂宋にあるかぎりの壺はみな知っているつもりだが
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「どう致しまして、立派な
渡世看板
(
とせいかんばん
)
があります。大名屋敷で使う
唐草瓦
(
からくさがわら
)
の
窯元
(
かまもと
)
で、自然、部屋の者も多いところから、半分はまアそのほうにゃ違いありませんが」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
絵師兆二郎は元よりただの
細工人
(
さいくにん
)
ではない。
加賀大聖寺
(
かがだいしょうじ
)
の武人の血をうけ父は
九谷陶
(
くたにすえ
)
の
窯元
(
かまもと
)
である。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
窯
常用漢字
中学
部首:⽳
15画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“窯”で始まる語句
窯
窯場
窯業
窯変
窯焚
窯器
窯鼎
窯業地
窯主
窯址