“田畝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんぼ83.3%
でんぽ12.5%
たうね4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「谷へ下りたから、あのまんま田畝たんぼへ出て、木賃へ引取りましょうよ。もう晩方で、山に稼ぎはなし、方角がそうなんですもの。」
日にげたる老翁ろうおう鍬を肩にし一枝いっしの桃花を折りて田畝でんぽより帰り、老婆浣衣かんいし終りて柴門さいもんあたりたたずあんにこれを迎ふれば、飢雀きじゃくその間をうかがひ井戸端の乾飯ほしいいついば
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
かの地方は水が多過ぎて、洪水はしばしば川に遠い田畝たうねの間から起り、迂闊うかつには井も掘ることができない。こうした処では灌漑のために、特に地下水の噴出を仰ぐまでもない。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)