“でんぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田圃62.5%
田畝37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実にその労と申しては田圃でんぽ悪莠あくゆうを一回芟除さんじょするよりもなおやすきことにて、その器械と申すはわが邦俗ほうぞく新年門戸もんこかけ注連縄しめなわのごとく、羊毛にて製したるものにて
禾花媒助法之説 (新字新仮名) / 津田仙(著)
学校は政談家を生ずるの田圃でんぽなれども、学校の業成るの日において、その成業せいぎょうの人物が社会の人事にあたるに及びては、おのおのその赴くところを異にせざるをえず。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
お祭といっているが春秋二季の大式日だいしきじつ、月々の命日は知らず、不断ふだん、この奥の院は、長々と螺線らせんをゆるく田畝でんぽの上にめぐらした、処々ところどころ萱薄かやすすき、草々の茂みに立ったしるべの石碑を
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)