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田圃
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でんぽ
ふりがな文庫
“
田圃
(
でんぽ
)” の例文
彼の一家、友交
輯睦
(
しゅうぼく
)
、忠誠にして勤克。その父もしくは叔父の如き、
公衙
(
こうが
)
より帰れば、
直
(
ただ
)
ちに
袴
(
はかま
)
を脱して、
田圃
(
でんぽ
)
に
耕耨
(
こうどう
)
す。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
郊外の
林地
(
りんち
)
田圃
(
でんぽ
)
に突入する処の、市街ともつかず
宿駅
(
しゅくえき
)
ともつかず、一種の生活と一種の自然とを配合して一種の光景を
呈
(
てい
)
しおる場処を描写することが
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
実にその労と申しては
田圃
(
でんぽ
)
の
悪莠
(
あくゆう
)
を一回
芟除
(
さんじょ
)
するよりもなお
易
(
やす
)
きことにて、その器械と申すはわが
邦俗
(
ほうぞく
)
新年
門戸
(
もんこ
)
に
懸
(
かけ
)
る
注連縄
(
しめなわ
)
のごとく、羊毛にて製したるものにて
禾花媒助法之説
(新字新仮名)
/
津田仙
(著)
学校は政談家を生ずるの
田圃
(
でんぽ
)
なれども、学校の業成るの日において、その
成業
(
せいぎょう
)
の人物が社会の人事にあたるに及びては、おのおのその赴くところを異にせざるをえず。
学問の独立
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
その本城たりし
山吹城
(
やまぶきじやう
)
の
遺址
(
ゐし
)
は今猶其の東端にありて、
田圃
(
でんぽ
)
蕭條の
中
(
うち
)
仔細にその地形を指點すべく、
傍
(
かたはら
)
に
祀
(
まつ
)
れる八幡宮の
小祠
(
せうし
)
は義仲が初めて元服を加へたるところと傳ふ。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
“田圃(
田
)”の解説
田(た)は、穀物を栽培するための農地。日本では主に稲栽培について使用される。田圃(たんぼ:でんぼ・でんぽと読む場合は田と畑を表す)や、水を張った田は水田(すいでん)とも言う。
特に水田とそこへ通じる農業用水は、食糧生産だけで無く、治水や地下水涵養、気候調節、生物多様性の維持といった、農業・農村が持つ多面的機能において重要である。
稲以外を育てる農地を日本では「畑」と言い、田畑(たはた・でんぱた)と総称されることもある。「#定義」を参照。
(出典:Wikipedia)
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
圃
漢検準1級
部首:⼞
10画
“田圃”で始まる語句
田圃道
田圃路
田圃側
田圃径
田圃面
田圃中
田圃伝
田圃向
田圃組
田圃脇