“公衙”の読み方と例文
読み方割合
こうが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の一家、友交輯睦しゅうぼく、忠誠にして勤克。その父もしくは叔父の如き、公衙こうがより帰れば、ただちにはかまを脱して、田圃でんぽ耕耨こうどうす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
堂々たる公衙こうがはあたかも自大相下らざる書生放談の下宿屋の如く、局長閣下の左右一人として吏臭あるものはなく、煩瑣はんさなる吏務を執るよりはむしろ詩を品し画を評し道徳を説き政治を談じ
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)