“ホコ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ほこ
語句割合
25.0%
25.0%
25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凡、天皇の崩ずる時、比自支和気等殯所に到りて、其事に供奉す。仍りて、其氏二人を取る。名を禰義ネギ余此ヨシと称す。禰義は刀を負ひ、並びにホコを持つ。余此は酒食を持ち、並びに刀を負ふ。
武家時代の早い頃の絵巻を見ても、宴会の催される家の庭には、多く鷹がホコの上に据ゑ置かれて居る構図が見られる(拾遺古徳伝など)。
鷹狩りと操り芝居と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
駆使ハセツカヒに役せられた杖部ハセツカヒベの民の持つたしるしの杖を、ホコと言ひ、棒の木地から梓と言うたのである。かうしたものは、段々なくなつて、純粋譬喩に傾いたのが、主として人麻呂のした為事であつた。
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
でも、日もおなじければ、曳く飾り山もおなじだいがくと言ふ大きなホコであつた。此だいがくは、大阪南方の近在では皆舁いたものらしいが、最後まで執著を残してゐたのは、私の生れ里であつた。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)