“しょいこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
背負子33.3%
背負込22.2%
11.1%
架掛11.1%
脊負子11.1%
脊負込11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとは自分でも人足の姿に身を変え、下男の佐吉に言い付けて裏の木小屋から「せいた」(木曾風な背負子しょいこ)を持って来させた。細引ほそびきまで用意した。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それにまた、わしはちょっと今のところ、空を背負込しょいこもうなんて気はないね。
鶏は自由自在に入り込むが、いまだかつて追っ払われるのを見たことがない。農夫は野から草や穀物を運ぶのに長いしょいこを使う(図53)。その架は人間の背よりも高いので、背中の上の方に背負う。
それは背中に長さ四フィート半の木の枠をくくりつけ、この架掛しょいこに我々の輜重しちょう行李をつけるのである。背中に厚い筵をあてがい、それの上にこの粗末な背嚢はいのう、即ち枠を倚り掛らせる。
馬は今までの重荷を急におろされて身軽になって、身体じゅうに波を打たせながら、何人も引かないのに、のそりのそり先きに立って歩いて行くと後から脊負子しょいこを脊に
木曽御嶽の両面 (新字新仮名) / 吉江喬松(著)
吉田さんは百枚の羽織を脊負込しょいこんで遣り場が有りません、紫縮緬が仲の町へ行渡ゆきわたって居りまして仕方がないから、深川へ往って、さて斯う/\いうわけではじかれたが、百枚の羽織の遣り場がないから