“キユウ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:きゆう
語句割合
50.0%
嬉遊16.7%
撞杖16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼人々は余が倶に麥酒の杯をも擧げず、球突きのキユウをも取らぬを、かたくななる心と慾を制する力とに歸して、且は嘲り且は嫉みたりけん。されどこは余を知らねばなり。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
明后ニ従ッテ嬉遊キユウ層台ソウダイニ登ッテ情ヲタノシム
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
入口の戸に近く、此方こなたに背を向けて撞杖キユウを揮へるたけ高き一男子あり。今のきざまや巧なりけん、人々喝采せしに、さきに我に骨牌を勸めし少女も彼男子の面を覗きて、笑みつゝ何事をかさゝやきたり。
むしろ、キユウスレバツウズ——としていた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)