“闇穴道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんけつだう57.1%
あんけつどう42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この世と地獄との間には、闇穴道あんけつだうといふ道があつて、そこは年中暗い空に、氷のやうな冷たい風がぴゆうぴゆう吹きすさんでゐるのです。
杜子春 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
およそ三百段も降りた時いよいよ闇穴道あんけつだうの入口に差掛さしかゝつて、其処そこには鬼ならぬ一人の巡査がカンテラを持つて立つて居る。人人はそのカンテラの前に立留たちどまつて蝋燭の火をけた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この世と地獄との間には、闇穴道あんけつどうという道があって、そこは年中暗い空に、氷のような冷たい風がぴゅうぴゅう吹きすさんでいるのです。
杜子春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
たゞひとり闇穴道あんけつどうにおりたちて
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)