“偕老同穴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいろうどうけつ80.0%
かいらうどうけつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人が偕老同穴かいろうどうけつちぎった夫人の脳天の真中には真丸まんまるな大きな禿はげがある。しかもその禿が暖かい日光を反射して、今や時を得顔に輝いている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
死ねば陰気盛んにしてよこしまけがれるものだ、それゆえ幽霊と共に偕老同穴かいろうどうけつちぎりを結べば、仮令たとえ百歳の長寿を保つ命も其のために精血せいけつを減らし、必ず死ぬるものだ
よく讀書よみかきつたなからず料理人の女房になしおく勿體もつたい無きなどと見る人ごと言合いひあへる程成ば吉兵衞は一方成ず思ひ偕老同穴かいらうどうけつちぎあさからず暫時しばらく連添つれそふうち姙娠にんしんなし元祿二年四月廿八日たまの如くなる男子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)