“姙娠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にんしん90.0%
みもち10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房にようばうあるとし姙娠にんしんして臨月りんげつちかくなつたら、どうしたものか數日すうじつうち腹部ふくぶ膨脹ばうちやうして一うちにもそれがずん/\とえる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
だから姙娠にんしんを止めることが出来ないなら、乳を飲ませることだけでも控えさせた方がよいと、そう云う頭で取り計らいもしたのであった。
猫と庄造と二人のおんな (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
時々は工夫の辨當の方に御馳走がある位ださうだから無理も無いのさ。それから七番の夫婦連れね。あの内儀さんは姙娠みもちでね。それはひどい惡阻つはりさ。