“惡阻”の読み方と例文
新字:悪阻
読み方割合
つはり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時々は工夫の辨當の方に御馳走がある位ださうだから無理も無いのさ。それから七番の夫婦連れね。あの内儀さんは姙娠みもちでね。それはひどい惡阻つはりさ。
エリスは二三日前の夜、舞臺にて卒倒しつとて、人に扶けられて歸り來しが、それより心地あしとて休み、もの食ふごとに吐くを、惡阻つはりといふものならんと始めて心づきしは母なりき。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)