トップ
>
姙娠
>
にんしん
ふりがな文庫
“
姙娠
(
にんしん
)” の例文
女房
(
にようばう
)
は
或
(
ある
)
年
(
とし
)
復
(
ま
)
た
姙娠
(
にんしん
)
して
臨月
(
りんげつ
)
が
近
(
ちか
)
くなつたら、どうしたものか
數日
(
すうじつ
)
の
中
(
うち
)
に
腹部
(
ふくぶ
)
が
膨脹
(
ばうちやう
)
して一
夜
(
や
)
の
内
(
うち
)
にもそれがずん/\と
目
(
め
)
に
見
(
み
)
える。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
だから
姙娠
(
にんしん
)
を止めることが出来ないなら、乳を飲ませることだけでも控えさせた方がよいと、そう云う頭で取り計らいもしたのであった。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そこで父母が
姙娠
(
にんしん
)
したことを怪しんで、その女に、「お前は
自然
(
しぜん
)
に
姙娠
(
にんしん
)
した。夫が無いのにどうして姙娠したのか」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
姙娠
(
にんしん
)
とか何とか、まあ、たったそれくらいの事で、革命だの何だのと大騒ぎして、そうして、死ぬなんて、私は夫をつくづく、だめな人だと思いました。
おさん
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
精子と卵子との試験管内における人工交配は、すでにQ国では一般化されてゐるけれど、それでもまだ遊戯的な恋愛の結果たる
姙娠
(
にんしん
)
現象は、必ずしも減少してはゐないと言はれる。
わが心の女
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
▼ もっと見る
能
(
よく
)
し
讀書
(
よみかき
)
も
拙
(
つた
)
なからず料理人の女房に
成
(
なし
)
置
(
おく
)
は
勿體
(
もつたい
)
無きなどと見る人
毎
(
ごと
)
に
言合
(
いひあへ
)
る程成ば吉兵衞は一方成ず思ひ
偕老同穴
(
かいらうどうけつ
)
の
契
(
ちぎ
)
り
淺
(
あさ
)
からず
暫時
(
しばらく
)
連添
(
つれそふ
)
内
(
うち
)
姙娠
(
にんしん
)
なし元祿二年四月廿八日
玉
(
たま
)
の如く
成
(
なる
)
男子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
姙娠
(
にんしん
)
したと祝はれたかと思ふと、急に死んでしまつた。
「郭子儀」異変
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
一
姙娠
(
にんしん
)
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
この時にその皇后は
姙娠
(
にんしん
)
しておいでになり、またお愛し遊ばされていることがもう三年も經つていたので、軍を返して、俄にお攻めになりませんでした。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
お
品
(
しな
)
は
自分
(
じぶん
)
の
手
(
て
)
で
自分
(
じぶん
)
の
身
(
み
)
を
殺
(
ころ
)
したのである。お
品
(
しな
)
は十九の
暮
(
くれ
)
におつぎを
産
(
う
)
んでから
其
(
その
)
次
(
つぎ
)
の
年
(
とし
)
にも
亦
(
また
)
姙娠
(
にんしん
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
白昼の太陽が別の世界の太陽でもあるかのやうに実に高い所でくるめいた。暑い瘴気の層を透して人々は昼の星宿の回転する響音を聴いた。そんな真昼どき花子は定に自分の
姙娠
(
にんしん
)
を告げた。
水に沈むロメオとユリヤ
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
弔
(
とむ
)
らひ終しとかや
爰
(
こゝ
)
に
不思議
(
ふしぎ
)
なるは先年罪科に所せられたる上臺昌次郎が未だ梅と
姦通
(
かんつう
)
せざる以前村中に
深
(
ふか
)
く
契
(
ちぎ
)
りし娘有りし所遂に
姙娠
(
にんしん
)
なしたる儘親元へも
掛合
(
かけあひ
)
出生
(
しゆつしやう
)
の子は男女に
係
(
かゝ
)
はらず昌次郎方へ引取
約束
(
やくそく
)
なりしが娘は程なく男子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「わたくしは
姙娠
(
にんしん
)
しまして、今子を産む時になりました。これは天の神の御子ですから、勝手にお生み申し
上
(
あ
)
ぐべきではございません。そこでこの事を申し上げます」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
身體
(
からだ
)
の
容子
(
ようす
)
が
變
(
へん
)
に
成
(
な
)
つたことを
心付
(
こゝろづ
)
いたからである。十
年
(
ねん
)
餘
(
あまり
)
も
保
(
も
)
たなかつた
腹
(
はら
)
は
與吉
(
よきち
)
が
止
(
とま
)
つてから
癖
(
くせ
)
が
附
(
つ
)
いたものと
見
(
み
)
えて
又
(
また
)
姙娠
(
にんしん
)
したのである。お
品
(
しな
)
も
勘次
(
かんじ
)
もそれには
當惑
(
たうわく
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
姙
漢検1級
部首:⼥
9画
娠
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“姙娠”で始まる語句
姙娠中