“面中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かおじゅう40.0%
つらあて20.0%
つらじゅう20.0%
つらぢう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをこちらから遠眼鏡で見ると面中かおじゅうがきずだらけで有馬だの鍋島だのの猫騒動のヒーローを思い出させるような物すごい形相ぎょうそうになっている。
彼らの仕打を仇敵きゅうてきの如く憎んだ健三も、何故なぜ彼らがそんな面中つらあてがましい事をしたのか、どうしても考え出せなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
黙然だんまりで、眉と髭と、面中つらじゅうの威厳を緊張せしめる。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大豆打でえづぶちにかつころがつたてえに面中つらぢうめどだらけにしてなあ」剽輕へうきん相手あひてます/\惡口あくこうたくましくした。群衆ぐんしふ一聲ひとこゑをはごとわらひどよめいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)