“百穴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あな33.3%
ひゃっけつ33.3%
ひやくあな33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鴻巣こうのすにいたりて汽車を棄て、人力車くるまを走らせて西吉見の百穴あなに人間のむかしをしのび、また引返して汽車に乗り、日なお高きに東京へ着き、我家のほとりに帰りつけば
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
別に河内郡の例の百穴ひゃっけつ近くの長岡から出るのがある。綺麗だが柔かで、これも水を吸いやすくてるので寒さに弱い。
野州の石屋根 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
これはたいていひとつところにおほくのあな群集ぐんしゆうして、なかにははちのようにたくさんの横穴よこあなのこつてゐるのもあります。その名高なだかいものには埼玉縣さいたまけん吉見よしみ百穴ひやくあなといふのがあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)