“虎穴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こけつ88.9%
コケツ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われわれは「うがち過ぎ」をこわがらないで「言わずもがな」をけ飛ばして勇敢に創作心理の虎穴こけつに乗り込んでみなければならない。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
よし、突進しよう、敵に気づかれないように、この秘密を探り出して、平林大尉に教えて上げよう、「虎穴こけつに入らずんば虎児こじを得ず」
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
権三、虎穴コケツニ入ラズンバ虎児ヲ得ズ——ってえのはこのことだよ。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)