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虎口
ふりがな文庫
“虎口”の読み方と例文
読み方
割合
ここう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここう
(逆引き)
にも
拘
(
かゝ
)
わらず
虎口
(
ここう
)
を脱したのは、憎まれる半面にそれだけ惜しまれてもいたのであろうが、一つには彼の気転と才智とに依るのである。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
虎口
(
ここう
)
に似た湾外へ、寺船の帆はうすれ出している。しかも数十艘の舟手は、なお送り狼のように、
知夫
(
ちぶ
)
の
雉
(
きじ
)
ヶ鼻へんまで尾行していた。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
虎口
(
ここう
)
に入らずんば
虎児
(
こじ
)
を得ずっていう東洋の格言があらあ、俺たちはキッドの
財宝
(
ざいほう
)
を得るために恐竜の穴に入ったんだ。大冒険なんだぜ、命がけの探検なんだぜ。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
虎口(ここう)の例文をもっと
(27作品)
見る
“虎口”の意味
《名詞》
虎の口。
危険な所。危機。
(出典:Wiktionary)
“虎口”の解説
虎口(こぐち)とは中世以降の城郭における出入り口のことで、「こぐち」には狭い道・狭い口という意味がある。「小口」とも書く。「虎口(ここう)」とよむ場合は、中世の戦場や陣地における危険な場所を意味するもののこと。
(出典:Wikipedia)
虎
常用漢字
中学
部首:⾌
8画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“虎”で始まる語句
虎
虎杖
虎視眈々
虎斑
虎髯
虎狼
虎列剌
虎列拉
虎耳草
虎穴
“虎口”のふりがなが多い著者
森田草平
谷崎潤一郎
吉川英治
エドガー・アラン・ポー
中里介山
三遊亭円朝
夏目漱石
泉鏡花
夢野久作
海野十三