“高窓”の読み方と例文
読み方割合
たかまど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高窓たかまど障子しょうじやぶあなに、かぜがあたると、ブー、ブーといって、りました。もうふゆちかづいていたので、いつもそらくらかったのです。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
いまとはちがってそのころは武士町の高窓たかまどに灯がうっすりと漏れているだけで、道路の上はただうるしのような闇になっているのです。
ゆめの話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
旧冬きうとうより降積ふりつもりたる雪家のむねよりも高く、春になりても家内薄暗うすくらきゆゑ、高窓たかまどうづめたる雪をほりのけてあかりをとること前にもいへるが如し。