“疵痕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きずあと91.7%
しこん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
骨でも肉でも豆腐のように切れる鋭い小刀(ナイフ)も、まるで鉛か銀のように和(やわ)らかく曲がり折れて、疵痕(きずあと)さえ付ける事が出来ません。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作、杉山萠円(著)
春先になれば、古い疵痕(きずあと)に痛みを覚える如く、軟かな風が面を吹いて廻ると、胸の底に遠い記憶が甦えるのであります。
春風遍し (新字新仮名) / 小川未明(著)
ソノ刀剣ノ利鋭ナルコト、コレヲ以テ欧羅巴(ヨーロッパ)ノ刀剣ヲ両断スルトモ疵痕(しこん)ヲ止(とど)ムルナシ。サレバ刀剣ノ装飾ニモ最モ入念ニシテ、刀架(とうか)ニ置キテ室内第一ノ装飾トナス
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)