“痘痕面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あばたづら83.3%
ぐじゃっぺ8.3%
アバタヅラ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「道はヌカるし、固めておけばジクジク流れ出すし、泥と一緒に混合ごっちゃになって、白粉おしろいげて、痘痕面あばたづら露出むきだしたようなこのザマといったら」
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
『嫁入りしたこたしたばってん。権左衛門ごんじゃあどんの痘痕面ぐじゃっぺだっけん、まあだ盃やせんじゃった。村役、捕役、肝煎きもいりどん、あん人達ふとたちらすけんで、後はうなと、きゃあ、なろたい』
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
近ごろ種痘を強行しようと思うても、どうしても応じないので、ことさらに痘痕面アバタヅラの医師を選んで、体験談からやっと納得させたという事実もあるそうな。
「ケット」と「マット」 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)